教えてはむ院長
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はむ院長の健康講座その14


夏バテ その1

「今日は夏バテの話をするよ」
「夏バテですか」
「うん」
「夏バテって、疲れたり食欲が無くなったりする奴ですか?」
「そうだね」
「具体的にはどんな症状の事なんですか?」
「全身の疲れ、思考力の低下、食欲不振、下痢や便秘、むくみ、イライラ等が起きるんだよ」

夏バテの原因

「原因は何なんですか?」
「現代医学では、自律神経が乱れる事が原因だと考えるんだ」
「これも自律神経なんですか」
「うん、自律神経が乱れて体温調節がうまくできないんだ」
「体温調節ができなくなるんですか」
「更に胃腸の機能も低下するんだよ」
「おなかも調子悪くなるんですね」

夏バテは病気?

「ところで夏バテって病気なんですか?」
「いや、現代医学には夏バテという病名は無いんだよ」
「そうなんですか」
「だから「夏バテ」に対する治療は特に行われていないんだ」
「病気じゃないから、治療されないんですか」
「生活指導や、ビタミン剤を処方する位だよ」
「なるほど」

東洋医学からみた「夏バテ」

「一方東洋医学では、注夏病(ちゅうかびょう)や疰夏(zhùxià)といった、夏バテを病気として捉えた病名が昔からあるんだよ」
「何故東洋医学は違うんですか?」
「四季のはっきりしている日本や中国で発展した東洋医学では、それぞれの季節に応じた体調不良が疾患として定義されているんだよ」
「どの地域で発展した医学か、によるんですね」

地域によって違う「夏」

「うん、同じ夏と言っても、地域によって全く違った性質になるからね」
「確かに北欧や赤道直下と日本では夏の定義も全然違いますよね」
「では夏バテの起きる季節について説明するよ」
「はい」

夏っていつから?

「暦の上では、日本の夏は5月5日頃~8月6日頃なんだ」
「結構早い時期から夏なんですね」
「立夏(5月5日頃)から芒種(6月6日頃)までは初夏に分類されるんだよ」
「その頃は夏といっても過ごしやすい時期ですよね」
「新緑のいい時期だね」
「そこから一ヶ月程梅雨が続くから、夏とは認識しにくいんだろうね」
「そうなんですね」

気温と湿度が上がる季節

「長夏は7月22日~9月22日頃」
「長夏は東洋医学的な五季で出てくる季節ですね」
「うん、日本や中国を含む東アジアでは、この頃に気温と湿度が高くなるんだ」
「湿度もですか」
「季節風の影響と、夏を挟む様に梅雨と秋雨があるからね」
「湿度の上がる条件が整っているんですね」
「長夏は気温と湿度が高くなる時期、だと思って欲しい」
「はい」

温度差の激しい季節

「秋は8月7日~11月6日頃だよ」
「8月7日なんてまだまだ暑いですよね」
「うん、秋と言っても長夏が終わるまでは暑さと湿気が続くんだ」
「そこから涼しくなるんですね」
「夏日と冬日が交互に来たりして、温度差の激しい季節が秋なんだ」
「秋は温度差の激しい時期なんですね」

消化器官の弱りやすい時期

「東洋医学では、長夏には「脾胃(ひい)」が弱りやすいんだよ」
「ひいって何ですか?」
「現代医学における胃腸、つまり消化器官の事だよ」
「食べ物を消化吸収する場所ですね」

夏痩せ

「脾胃は湿邪(しつじゃ)に弱いんだ」
「湿邪は外邪のひとつでしたっけ」
「うん、高い湿度が身体に悪影響を及ぼす状態を湿邪と呼ぶんだ」
「ふむふむ」
「湿度と温度が高い期間が長く続いて、消化器官が弱るんだよ」
「消化器官が弱るとどうなるんですか?」
「食欲が落ちて、下痢や便秘がおきるよ」
「痩せちゃいますね」
「だから昔は、夏痩せと言って長夏には誰しも体重と体力が落ちていたんだ」
「なるほど」

肺の弱りやすい季節

「そして秋には「肺」が弱りやすいんだよ」
「肺は何で秋に弱るんですか?」
「東洋医学では、肺は体温調節を司っているんだ」
「ふむふむ」

暑い夏と寒暖差によって出てくる肺の疲れ

「長い暑さを乗り切る為に肺は活躍するんだ」
「肺が頑張って暑さを乗り切るんですね」
「そして寒暖差の激しい時期に突入すると、今までの疲れもあって肺が参ってしまうんだ」
「疲れた所に寒暖差が来るから肺が弱るんですね」

昔の夏バテは結構深刻だった

「夏痩せで体力が落ちている所に、寒暖差で肺が弱って体温調節ができなくなるから、大きく体調を崩して寝込んでしまうケースが珍しくなかったんだ」
「昔の夏バテは結構深刻だったんですね」
「だから土用の丑の日の様に、夏バテを乗り切るために栄養価の高い食品を長夏に摂る様に心がけていたんだ」
「夏バテ対策でウナギを食べていたんですね」

夏バテと土用の丑の日

「土用の丑の日は7月19日~8月6日の間に1~2回あるんだよ」
「ふむふむ」
「土用の丑の日に鰻を食べるのは、江戸時代中期(1772年頃)からと言われているよ」
「江戸時代からですか」
「諸説あって、平賀源内が考えたという説もあるんだ」
「エレキテルの人ですか!」

鰻を食べて夏バテ予防!その歴史は?

「でも、夏場に夏バテ予防で鰻を食べる習慣は、古くは万葉集の時代からあったんだよ」
「万葉集!・・・ってどれくらい昔でしたっけ」
「759年からだから、今から1256年前だね」
「随分昔からなんですね」
「日本に東洋医学が伝わったのが今から1400年前の遣隋使・遣唐使だから、その影響はありそうだよね」
「歴史ロマンですね」

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