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はむ院長の健康講座その2
未病治とは?

「では未病治の話に入ろうか」

「はい」

「未病を治す、と書いて未病治だよ」

「そのままの意味でいいんですね」
十分な休養を。それも「治療」です

「
前回ウメタロウ君が言った、寝てれば治る、
というのも立派な未病治なんだ」

「そうなんですか」

「昔から「養生する」って言うだろう。
体を休めて回復に努める事も治療の一つなんだよ」

「じゃあ僕はこれからずっと養生する事にします」

「ウメタロウ君は健康体だからその必要は無いよ」

「むー」
ずっと養生するわけにはいかない!そんなときは?

「ずっと養生するわけにもいかない現代人が、どうすれば未病治ができると思う?」

「病院に行っても異常無しだけど、調子が悪い場合ですよね?」

「うん、単純に病気を予防したい場合でもいいよ」
サプリメントの効果

「サプリメントを飲むとか?」

「サプリメントは手軽だよね」

「野菜が不足してる時とか便利ですよね」

「でもね、医薬品以外のサプリメントには効果は無いと言われているんだよ」
[(参考リンク)「サプリメントは効果なし」米医学誌がバッサリ]
http://blogos.com/article/76369/

「そうなんですか、それが本当ならサプリ業界は大打撃ですね」
薬の効果

「サプリがダメなら薬とか?」

「医薬品や漢方薬に限定した話にすれば、確かに服薬は一つの手段だよね」

「じゃあ薬局にGO!!で解決っすね」

「ちょっと待ってくれ、ウメタロウ君はどんな薬を飲めばいいかわかるのかい?」

「わかるのかい?って、だって箱に書いてあるじゃないですか」

「そうだね、箱には消炎とか鎮痛とか、効能が書いてあるよね」

「だったら問題無いっすよね」

「いや、消炎というのは炎症をおさえる、鎮痛は痛みをとめる、だよね?」

「そのままっすね」

「炎症をおさえるべきだ、痛みをとめるべきだ、という判断は誰がしているんだい?」

「そりゃ、僕ですよね」

「自己診断だよね、医学的に素人の人が自己診断をして、自分で治療方法を決める」

「はい」

「それはとても危険な行為なんだ」

「そうなんですか」

「例えば痛みというのは、体が脳に対して、異常を知らせる大切なシグナルなんだよ」

「ふむふむ」

「安易に痛み止めを飲むということは、その折角の警報のスイッチを切ってしまう事なんだ」

「警報機つける意味が無いっすね」

「そう、確かに痛み止めが必要な場面はある。でもその判断はあくまでも医者がするべきなんだ」

「自己診断はいけないってことですね」

「うん、とても危険で、重篤な病気の発見が遅れる事にも繋がるんだ」
漢方薬はオーダーメイド

「薬の服用はお医者さんに相談してから、って事ですね」

「うん、今のは痛み止めとかの現代薬の話だったんだけど、漢方薬は更にその度合いが強いんだ」

「そうなんですか」

「痛みや炎症等の現象に対応した、対症療法である現代薬に比べて、漢方薬はその人の体質にあった処方をするものなんだ」

「オーダーメイドってことですか」

「うん、同じ様に見える症状でも、東洋医学では様々な原因があると考えるんだ。だから風邪ならこの薬、頭痛ならこの薬、という訳にはいかないんだよ」

「なるほど」

「例えばその人の腰痛が本当は冷えから来ているのに、体を冷やす効果のある漢方薬を飲んだらどうなると思う?」

「逆効果っすね」

「そう、効果が無いだけならまだしも、逆に具合が悪くなってしまう場合もあるんだ」

「なるほど」

「だから漢方薬も、自己判断はせずに漢方に詳しいお医者さんに相談して処方してもらうのがベストなんだ」

「薬も難しいんですね」

「うん、ほぼ全ての薬には副作用があるから、不必要であれば服薬はしない方がいいんだよ」

「気休めなら飲まない方がいいんですね」
<薬もなかなか難しい。ならほかの方法はないだろうか?次回、探っていきます>
<<前回 未病と未病治その1-「ちょっと調子が悪いとかそういう事ですか?」
未病と未病治その3-「なんか悪霊モンスターみたいなのがいるんですか?」>>次回
<< 未病と未病治その1-「ちょっと調子が悪いとかそういう事ですか?」
<< 未病と未病治その2-「サプリや薬はどうですか?」
<< 未病と未病治その3-「なんか悪霊モンスターみたいなのがいるんですか?」
<<未病と未病治その4-これからは予防医学の時代だ!
<< 未病と未病治その5-「腰痛や肩こりの治療を受けたら、知らないうちに体質改善もされるという事ですか!」
<< 花粉症治療-「花粉症体質とサヨナラできるんですか!」
<< 冷え性治療-「冷え性って治せるの?」
<< 頭痛治療-「慢性頭痛って治せるの?」
<< 五月病-「心臓は心のコントロールセンターなんですね」
<< 内蔵時計-「一日の中でも各時間に対応した臓器があるんだよ」
<< 腰痛治療1-「腰痛って治るんですか?」
<< 腰痛治療2-「東洋医学では腰痛の原因は4つあると考えるんだ」
<< 春先にだるくなる-「意味もなくイライラしたり、頭が重かったり・・・日中眠い感じがするの」
<< 夏バテその1-「夏バテって、疲れたり食欲が無くなったりする奴ですか?」
<< 夏バテその2-「それがクーラー病ってやつですか?」
<< 夏バテその3-「体質によって夏バテのはじまる時期が違うんですか」
<< 夏バテその4-「東洋医学から見た夏バテの分類と、治療について説明するよ」
<< 生活習慣と東洋医学-「今日は「五労(ごろう)」の話をするよ」
<< 筋膜と東洋医学-「だから、筋膜は「第二の骨格」と呼ばれているんだよ」
<< 筋膜と東洋医学-「今回は、その筋膜が固まったらどうなるか、という話だよ」
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